こども科学館 自然学習教育(親子生き物博士教室)                           こども科学館 土井 浩

                                       1990年制定 2010年11月14日 最新改正

目的  

1.  自然教育、環境教育として

         和歌山市の自然、生物、生態系の働きについての知識を養い、理解を高める。

2.  情操教育として

          自然に対する感情(驚き、美しい、すばらしい、など)は、自然との共生感覚を養い、やさしさや思いやりなどの情緒を育成する。この情緒はやがて人に対する優しさや思いやりにつ      ながると考えられる。

3.  精神の保養

         自然を美しいと思うことで、心が安らぎ、自然の中に入ると、自然に包まれているという安心感に満たされる。

4.  自然の恵みを知る

         自然からは、食料、薬、原料、道具などが供給される。また、生態系の働きにより大きな自然の中でわれわれは生かされている。








社会においては、ここ20年くらいの間年々こどもの自然に対する原体験が少なくなってきており、最近に見られるこどもの異常な心理は、「一部の異常なこどもの問題ではなくすべてのこどもにかかわる問題で、この問題の主な原因は、人間と自然が切れてしまっているからだ(人間と人間との関係性への配慮も消えている)」(子どもの心と自然、東方出版、元京都大学教育学部長、山中康裕医学博士著から一部要約)との指摘もあります。



                                                   

参考

「センス・オブ・ワンダー」 レイテェル・カーソンから

「知ること」は、「感じる」ことの半分も重要ではないと固く信じています。

子どもたちがであう事実のひとつひとつが、やがて知識や知恵を生みだす種子だとしたら、さまざまな情緒や豊かな感受性は、この種子をはぐくむ肥沃な土壌です。幼い子ども時代は、この土壌を耕すときです。

朝永振一郎

「不思議だと思うこと、これが科学の芽です。よく観察して確かめ そして考えること これが科学の茎です。そして最後になぞがとける これが科学の花です。」


なるべく多くのこどもや市民の方々が自然に対する体験を行えるように、野外自然教室を今年度は、年に12回行ったり、館内に自然関係の展示を多く取り入れたり、あるいは、自然観察の出張事業を行っています。

また学校においては、土曜日が休日になり、理科の授業時間数が減り、自然、科学に対する体験が、減少しており、生涯学習を行っているこども科学館の役割は益々高くなってきています。

これからも上記4つの目的を目指して、展示や観察会等、科学館の事業を実施してゆきたいと考えます。


事業名
「親子生き物博士教室」

目的

1.  自然教育、環境教育として

和歌山市の自然、生物、生態系の働きについての知識を養い、理解を高める。

2.  情操教育として

自然に対する感情(驚き、美しい、すばらしい、など)は、自然との共生感覚を養い、やさしさや思いやりなどの情緒を育成する。この情緒はやがて人に対する優しさや思いやりにつながると考えられる。

3.  精神の保養

自然を美しいと思うことで、心が安らぎ、自然の中に入ると、自然に包まれているという安心感に満たされる。

4.  自然の恵みを知る

自然からは、食料、薬、原料、道具などが供給される。また、生態系の働きにより大きな自然の中でわれわれは生かされている。

実施:和歌山市の山、川、干潟、海、街中にすむ生き物の観察会を計12回開催する。生き物博士認定書を発行する。

対象:基本的に参加するすべての市民です。特に野外では、川や海、山を歩きながらの観察となるので、小学生以下の子どもは、保護者同伴の家族で参加していただき、家族で教え合い、助け合いながらの観察になるようにしています。

現状と費用:参加家族数は、毎回増加してきており、今年度は、何回か抽選もおこなっています。昨年度8回以上参加していただいた人は10人あり、一家族で、複数回参加いただいています。費用は、観察会の補助員として、外部講師一回に付き1〜2名依頼しており、その費用は、1人5500円、16人分で88000円です。

成果: 2006年度 親子生き物博士教室 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

題名

 

 

天気

参加家族数

参加人数

キャンセル家族

抽選もれ家族数

2006年

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5月7日

タンポポ調査

 

 

雨のち曇り

5

14

5

 

 

5月21日

植物観察・ハイキング

 

 

晴れ

8

15

3

 

 

6月1日

磯の生き物を調べよう

 

 

晴れ

11

37

0

 

 

7月9日

干潟

 

 

晴れ

9

34

0

 

 

8月5日


セミ分布調査

 

 

晴れ

11

26

0

 

 

9月9日

海のプランクトン

 

 

曇り

10

23

0

 

 

10月7日

草花調査・秋

 

 

晴れ

10

25

5

 

 

11月4日

千手川

 

 

晴れ

15

44

0

3

 

12月3日

木の実・冬越しの虫

 

 

晴れ

14

37

2

8

 

2007年

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1月20日

お城に来る水鳥・野鳥

 

 

晴れ

11

25

0

 

 

2月3日

冬越しの生き物

 

 

曇り

7

20

14

 

 

3月18日

植物観察・春

 

 

晴れ

11

35

0

 

 

 

 

 

 

人数・計

122家族

335人

29人

11家族

 

 

事業名「自然教室」

目的:館内で、主に和歌山市の自然の事物や現象についての解説をおこないます。年1〜2回

対象:子どもを中心とした家族  費用0円

成果2006年度  「親子田んぼの生き物教室」 2006年8月13日(日)   参加15名

 

事業名出張授業(自然観察、自然解説、環境教育)

目的:学校や各種団体の要望にこたえ、当館の自然学習の目的を実行するため

成果2006年度

   4月14日(日) 和歌山市四季の郷公園 「植物観察会指導」

5月18日(木) 鳴滝小学校 4年41名 「鳴滝川の水生生物観察指導」

   5月28日(日) トンガの鼻自然クラブ(雑賀崎)  「磯の生き物観察会指導」(県環境学習アドバイザー事業)

   6月4日(土) 土曜日の支援事業  浜の宮小学校  「田や用水の生き物観察指導」

6月11日(日) 和歌山市・和歌山県合同 環境保全事業 「和歌浦干潟の自然観察会指導」 

   7月14日(金) 有功東小学校 「魚の飼い方指導」

7月28日(日) 岩出市うぐいす台エコクラブ  「天体観察会指導」(県環境学習アドバイザー事業)

   10月21日(土) 土曜日の支援事業 中之島小学校 「紀ノ川干潟の生き物観察指導」

   10月27日(金) 吹上小学校6年 「加太・田倉崎の地層観察指導」

   2月2日(金)  附属中学校1年7名来館  和歌山市の干潟生物についての学習指導