和歌山県の地質

                            和歌山県の地質図 URBAN KUBOTA No.38 から作成

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和泉層群 和泉層群は今から7000万年前の中生代白亜紀後期、海底にたい積した砂岩や泥岩、れき岩、凝灰岩からできたたい積岩の地層です。和歌山県と大阪府の境をほぼ東西方向に分布しています。加太の景観をつくっています。

三波川帯 三波川帯は、約2億年前「広域変成作用」とよばれる強い圧力や熱のはたらきによって、たい積岩などが結晶片岩などの変成岩になった地帯です。和歌浦や雑賀崎の景観をつくっています。竜門山から和歌山市小倉ではさらに蛇紋岩や滑石に変成しています。

秩父帯 秩父帯は、有田川流域から由良にかけて分布し、中生代ジュラ紀や白亜紀の地層からなります。砂岩や泥岩などの普通に見られるたい積岩の中にチャートや石灰岩が含まれていて、化石がたくさん見つかっています。

黒瀬川帯 黒瀬川帯は、広川町西広の名南風鼻などで見られ、古生代の火成岩,変成岩,凝灰岩,石灰岩など、さまざまな種類の岩石からできていて、県内で最も古い地層からなります。

四万十帯 四万十帯は仏像構造線の南側に広がる地帯で、海溝付近で海洋プレートが沈み込むときに付け加えられた地層(付加体)や陸から運ばれた土砂がたい積した地層が分布しています。紀伊半島では、地層の特徴から日高川層群、音無川層群、牟婁層群に分けられています。

日高川層群 日高川層群は、四万十帯の北半分を占めていて、おもに白亜紀後期(約1億年前)につもった砂岩や頁岩の地層からなり、チャート、赤色頁岩、酸性凝灰岩、緑色岩類を伴っています。チャートや緑色岩類は、海洋プレートによって遠洋から運ばれ付加されたものと考えられています。

音無川層群 音無川層群は、今から5700万年前に海につもった地層で、印南から本宮のほうに続いています。下のほうの瓜谷累層はおもにでい岩、上のほうの羽六累層は砂岩とでい岩の交互層になっています。

田辺層群 田辺層群は、田辺から日置にかけての地域にあり、今から1400万年前につもったれき岩、砂岩、でい岩の地層で、牟婁層群に不整合で重なっています。

目津れき層 目津れき層は、南部から白浜の海岸線に少しだけあり、700〜800万年前に海の底にたい積した、たいへん新しい地層です。できてからまだ年数が経っていないのでまだ固まりきってなく、風化、侵食されやすい地層です。

熊野酸性岩類 熊野酸性岩類は、熊野層群が隆起して陸地になった後、今から1400万年ほど前に地下からマグマが噴出してできたと考えられています。

潮岬火成複合岩類 潮岬火成複合岩類は、今から1500万年ほど前にマグマが固まってできたと考えられています。


和歌山県の地層や岩石が堆積した年代を年表にまとめたものです。おおまかには、県内では南の方の地層ほど新しいものです。