金星の太陽面通過 6月6日 金環日食より珍しい天体現象です。 見逃せば次は2117年12月11日。


金星の太陽面通過は、太陽の前を金星が通り過ぎることです。6月6日(水)午前7時10分から午後1時47分まで、6時間半にわたる現象です。

 


観察するには日食めがねが必要

  太陽を見ることになるので、日食と同じように日食めがねのような太陽の光を弱めるフィルターが必要です。

 

肉眼ではとても小さく見える

  金星は、太陽の1/33の大きさと、とても小さく見えます。

  太陽を直径10cmの円にたとえると、金星は3mmの大きさです。それを10.6m離れて見ると実際の大きさに見えます。

6月6日までに視力検査をしておこう

  下の図のようなものを描き、離れたところから見てみよう。金星はとても小さいけど見えるかな。

  ← これを直径10cmに印刷すると10.6m離れて見ればよい。

      直径5cmなら5.3m離れればよい。  

太陽 金星 離れて見る距離

10cm

3mm

10.6m

5cm

1.5mm

5.3m

3.3cm

1mm

3.6m


双眼鏡や望遠鏡があるとなおよい

 双眼鏡や望遠鏡があると大きく見えるので見やすいが、太陽観察専用のフィルターが必要です。

 こども科学館の日食めがねに使っているフィルターは、双眼鏡に取り付けて使うことができます。

 双眼鏡を使うと、肉眼で見るより大きく見えるので、金星がはっきりと見えるでしょう。

重要なこと フィルターは対物レンズの方に取り付けます。

     対物レンズは、双眼鏡をのぞくレンズと反対側のレンズです。

(手持ちの双眼鏡で対物レンズがどちらかわからない場合は決して双眼鏡を使って太陽を見ないようにしてください。)

日食めがねの紙枠を切って、双眼鏡の対物レンズにテープでとめました。

Aは、紙枠をとりつけたテープ。風で飛ばされたり、何かに当たってずれたりしないようにしっかりと取り付けること。

上の場合、紙枠が曲がっています。こんなとき、Bのようなフィルター周辺に紙枠との間にすきまができてないかよく確かめること。

すきまがあれば太陽の光が入ってくるので危険です。

重要なこと、紙枠を対物レンズより大きく切り、すきまから太陽の光が入らないようにすること。

 

これで太陽が大きく見えます。

双眼鏡のピントはしっかりと合わせましょう。

双眼鏡のピントは、ふつう、まず左目を合わせてから、右目の接眼レンズだけを動かして右目のピントを合わすように作られています。

 

日食めがねをつけたままで双眼鏡をのぞかない。

双眼鏡のレンズが集めた太陽の光の熱で日食めがねのフィルターが溶けてしまってとても危険です。

 


 

 

6月6日(水) 7:09から13:49 金星の太陽面通過(たいようめんつうか) <日面経過(にちめんけいか)とか日面通過(にちめんつうか)ともいう。> 

 地球から見て金星が太陽の前を通過すること。非常に珍しい天体現象で、およそ120年ごとに2回おきる。2004年6月8日にあったが和歌山は雨でした。この次は2117年12月11日まで見えない。

これまで観測された金星の太陽面通過

 1639年12月4日 観測された最初の太陽面通過 イギリスのホロックスとクラブトリーが観測した。
 1761年6月6日
 1769年6月3日 
 1874年12月9日 明治7年 欧米の観測隊が日本に観測にやってきた。
 1882年12月6日 明治15年
 2004年6月8日 和歌山市は雨だった
 2012年6月6日
 2117年12月11日
 2125年12月8日
 2247年6月11日
 2255年6月9日