アンドロメダ座  略号And         プトレマイオスの48星座で、古代ギリシャの頃から知られていた。

アンドロメダ座の写真

秋の四角形から北東へ続く2等星等でできる星座。アンドロメダ銀河は超有名。

 ギリシャ神話では、アンドロメダはエチオピアの王ケフェウスの一人娘です。ある日、母親カシオペヤが「私は、海の神ネレウスの50人の娘たちのだれよりも美しい」と自慢したところ、これが海神ポセイドンに聞こえてしまいました。 以来、エチオピヤの海岸には大津波が押し寄せました。困ったケフェウス王が神々に尋ねたところ、娘アンドロメダを海の怪物のいけにえに差し出せということでした。王は泣く泣くアンドロメダを海岸の岩に鎖でつないだのです。 海が盛り上がり、現れた怪物が襲いかかろうとしたとき、メドゥサを退治したペルセウスが通りかかってアンドロメダを助けます。それからアンドロメダとペルセウスは平和に暮らし、子孫には英雄ヘルクレスが生まれます。 有名なアンドロメダ大星雲はベータ星から北にμ星ν星とたどった所にあります。私達の銀河系から230万光年離れたところにある巨大な星の渦巻で、星が良く見える所では肉眼でも見えます。

 

アンドロメダ座の主な天体

★アルファ星 この星は長い間、ペガスス座とアンドロメダ座の両方に属していたが、1922年に星座境界線が決められてアンドロメダ座の星になりました。しかし個有名は「馬のへそ」という意味のアルフェラッツです。

★ガンマ星 二重星です。 1830年にW・ストルーフェ(1793-1864)が最初に観測。1842年にストルーフェは伴星がさらに二重星であることを発見。

望遠鏡で観察すると、あざやかな青と山吹色の星に分かれて見えます。

★アンドロメダ銀河 M31

 アンドロメダの腰のあたりでぼんやりと光るものは、有名なアンドロメダ銀河です。肉眼でも小さな雲のように見えるので、約1000年前のペルシャの記録にも残されているそうです。この天体の正体がわかったのは1923年のことで、アメリカのハッブルが口径2.5メートルの反射望遠鏡で観測して銀河系の外のずっと遠い所にあることをつきとめました。現在の観測では距離230万光年にあう銀河系と同じような2000億個もの星の集団とされています。

 この星雲はアンドロメダ座の方向にあるので「アンドロメダ大星雲」と呼ばれたり、星雲星団のカタログの番号で「M31」とか「NGC224」とか呼ばれたりします。4等星と同じぐらいの明るさですから、星がよく見えるところなら肉眼でも小さな雲のような光を見ることができます。渡した著の太陽やオリオン座などの星座の星星は、直径が10万光年もある大きな渦巻きの銀河系の中にあります。このアンドロメダ大星雲は銀河系と同じような大きな星の集団です。

M31の歴史

AD905年 ペルシャの天文学者アル・ズフィが記録する。以来「小さい雲」と呼ばれる。

AD1611-12年 マリウス(1570-1612)が望遠鏡で観察。「3本の腕からできている雲のようだ。白く不規則でかすかであり、中心部が明るい。角皮をとおして輝くローソクの炎のようだ。」

1836年 ミュンヘンで26cm屈折によって小さな核がとらえられる。

1885年 SAnd.の出現 8月20日にハートウィッグ(1851-1923)が6等で発見。8月17日ごろに5.4等だったとわかった。1886年2月1日に16等を最後に視界から消えた。超新星だった。

バーナードはヤーキス天文台の100cm屈折で核の大きさは2〜3”、明るさは13.5等とした。

1923年 ハッブルが250cm反射で撮影して星に分離した。この年の末にハッブルは90万光年とした。

1925年 M31中に明るい新星(絶対光度-9.3等)

1953年 パロマの200インチ望遠鏡で恒星には2つの種族があることがわかり、210万光年に修正された。

M31の質量 銀河系には4000億の恒星があってダークマターまで含めると太陽2兆個ぶんの質量がある。M31は太陽1.2兆個ぶんの質量。....これはOxford大学のN. Wyn Evansらの見積もりによる。わい小伴銀河の視線方向の動きを調査して得られたもので、1999年11月のMonthly Notice of the Royal Astronomical Societyに発表されたものだ。私達の銀河系は、800万光年の範囲に約35個のわい小銀河が含まれるローカルグループの主な銀河で、M31とローカルグループの首位の座を競ってきました。 宇宙誕生の研究から、銀河ハロのダークマターのほとんどは普通のバリオン(陽子と中性子)でなく、バリオンでない粒子でできていると天文学者は確信するようになってきました。物理学者はその物質に興味を持つが、集まって暗い恒星や惑星にならずに希薄なガスのようにしか存在しないので面白くない物質です。....S&T2000OctP25

M31と銀河系の衝突 銀河系は数10億年後に大、小マゼラン雲を吸収する。そしてついにアンドロメダ銀河と衝突、合体すると考えられている。銀河系とアンドロメダ銀河は時速50万kmで近づいているが、しだいに加速して30億年ほどで衝突・合体するらしい。M31は銀河系の2倍の大きさがあるため、その潮汐力で衝突前に銀河系はすっかり形が変わり、合体後は渦巻きの構造は崩れて楕円銀河のようになると推定されている。...国立天文台ニュース0322