カペラ 旬の星 2月8日20時正中

カペラという名は、ラテン語の「子ヤギ」という言葉からついた名前です。ぎょしゃ座は、エリクトニウスという王様をかたどった星座ですが、星座絵では、エリクトニウスが子ヤギを抱いていますが、ちょうどカペラの位置になっています。

カペラは「ぎょしゃ座」でもっとも明るい星です。理科年表2003年版によると、「実視等級0.1d , スペクトルG5IIIe+G0III , 距離42光年」となっています。実視等級は、肉眼で見るときの明るさで、0,.1等ですから、1等星より明るい星です。添え字「d」は合成等級の意味で、カペラは肉眼や私たちが使える天体望遠鏡で見ると1つの星にしか見えませんが、実は2個の星からなる連星です。それはスペクトル型にも現れていて、G5IIIe型の星とG0III型の星からなることがわかります。G型の星は、太陽と同じような黄色っぽい星です。「III」は巨星を表し、太陽のような普通の星に比べて大きな星です。

カペラは、太陽と同じような表面温度6000度程度の黄色の星ですが、実態は太陽の14倍もの直径の0.9等星と9倍の直径の1.0等星からなり、これらが104日の周期で互いに回りあっているそうです。

Guide8の情報によると、主星は0.6等のG5III型、伴星はG0III型で、質量はそれぞれ太陽の2.67倍,2.55倍となっている。離角0.04"で周期0.285年で回転している連星だ。

1899年、リック天文台で分光連星であることがわかった。

カペラは、初めて干渉計で軌道がわかった連星。1919年12月に、アンダーソンが、ウイルソン山天文台の2.5m望遠鏡に取り付けた干渉計で初めて直接的に離角を測定した。

カペラの第3の星 カペラH  カペラから南東へ12'離れたところにある10等星は、カペラと同じような固有運動をしていて、カペラと重力的に関連のある連星と考えられている。カペラHは、いずれも赤く暗い10.0等星と13.7等星が離角2”の連星をなしている(10.0dM1と13.7dM5)。