いるか座

ギリシャ神話ではイルカは海神ポセイドンの使いとされています。昔、海神ポセイドンは、アンフィトリテを妻にしました。しかしアンフィトリテはポセイドンと性格が合わず、逃げだして別の海神オケアノスにかくまってもらいました。ポセイドンはアンフィトリテを探し回りましたがみつからず、困っていました。そこに一匹のイルカがアンフィトリテの居場所をポセイドンに告げたので、ポセイドンは妻に会って帰るように頼むことができました。このてがらでイルカは星座にしてもらったということです。

ギリシャの歴史家ヘロドトスが記した物語 昔、アリオンという音楽家がいた。地中海のシチリア島で開かれた音楽コンクールで優勝したアリオンは、賞金をもってレスボス島へ帰る途中であった。彼が大金を持っていることを知った船乗り達は、海原でアリオンを殺して金を奪おうとしました。それを察したアリオンは死を悟り、この世の最後にもう一度琴を引かせてほしいと願いました。アリオンは琴の名手で、琴の音に合わせて詩をうたった。素晴らしい琴の音と詩に、悪人どもも心を動かされたが、海の魚や動物達も集まって聴き入りました。歌い終わったアリオンは、海に身を投げました。が、一匹のイルカが彼を背に乗せ、近くの島へ運んでくれたので、アリオンは悪人から逃げて故郷に帰ることができました。このイルカが星座になっているといいます。

★αDel. スアロキン と βDel. ロタネブ 19世紀はじめ、イタリアのシチリア島のパレルモ天文台でジュゼッペ・ピアッツィが作った当時もっとも優れた星表(1814年発表、7646個の星を掲載)に星の名のルーツがある。ピアッツィの助手で、後継者となったニコロ・カッチャトーレがいたが、彼の名をラテン語でNicolaus Venatorと書き、両方とも逆に綴った。すなわちNicolasの逆がα星スアロキン,Venatorの逆がβ星ロタネブである。ピアッツィは小惑星1番セレスを発見した優れた天文学者。