ベテルギウス 2月の旬の星

 

ベテルギウスは、オリオンの肩で光る赤っぽい星です。

 

理科年表2003年版で調べると、「 実視等級 0.4v等 , スペクトル M1-2Ia-Iab 型 ,  距離 500光年 」となっています。

0.4v等という明るさの添え字vは、変光を意味します。

変光 不規則脈動星 1836年にJ.ハーシェルが変光を発見。変光範囲0.4〜1.3等 一応2070日周期 1933年と1942年に0.2等まで増光

1992年のベテルギウスの減光

  1992年10月から0.45等減光して93年2月はじめには0.87等となった。その前の減光は4〜4.5年前に起こった。........国際天文学連合の天文電報中央局発行の天文速報IAU CircularでE.GuinanとB.DeeneyそしてK.Millerは次のように報告している。.... Villanova大学天文台で行われている光電測光によると、オリオン座α星が急に減光している。1992年の10月に始まったその星の減光幅は約0.45等で、1993年2月初めに0.87等になった。前回のオリオン座α星の減光は約4〜4.5年前に起こった。今後2,3カ月観測することを薦める。...iauc6150(1995Mar)

減光を見た→オリオン座のベテルギウスが暗くなってきた。4年あまり前に暗くなって以来で、1993年の2月はじめごろには0.87等だったそうだ。夜空を眺めてみると、確かに暗い。ふだんの明るいときはプロキオンと同じぐらいの0.4等だそうだが、今はプロキオンより暗く見える。写真を撮ってみると、TPノーフィルターやT-max400では右の2等星ベラトリクスより暗く写って不思議なオリオン座になる。冬の大三角やアルデバランと比較できるように24mmで撮ってみた。(写真データ 1993年3月13日 19h57m25s〜10分露出 24mmF2.8 G400 ハイコンU30℃6分現像 生石山No.25ポイントにて No.10183)

1993年2月20日、生石山は快晴。オリオンを見上げると、なるほどベテルギウスは暗い。アルデバランと同じくらいに見えたり、双子座γ星よりやや明るいくらいに見えたりする。

 

スペクトルスペクトル M1-2Ia-Iab 型 の「M」は、低温の赤っぽい星を意味します。「1」は、M型の中での詳しい分類で、M0からM9まで順に表面温度が低くなります。

直径 1920年12月13日、マイケルソン(1852-1931)はウイルソン山の100インチ反射に恒星干渉計をつけて視直径を0.044"と測定。距離520光年から直径は太陽の1000倍とわかった。

また、Hipparcos星表によると、JohnsonV等級は0.45等,スペクトルM2Ib,距離427±92光年(131±28パーセク)で、太陽の9400倍の明るさです。