アルデバラン

距離65光年(Hipparcos星表)、明るさは太陽の150倍。

 アルデバランというのはアラビア語で「後に続くもの」という意味らしい。この星は、おうし座で最も目立つプレアデス(すばる)の後で東にあがり、プレアデスに続いて日周運動で西へと動いて行く。

 古代ペルシャでは「ロイアル・スター」の一つだった。他のロイアル・スターは、アンタレス,レグルス,フォーマルハウト。

 1718年、固有運動の発見。英国のエドモンド・ハリーは、AD509年にこの星がアテネで月に隠されたという記録を発見した。彼の時代のアルデバランの位置ではそのようなことは起こらず、1200年前にはアルデバランは数分角だけ北にずれていたはずだということに気づいた。ハリーは他の明るい星も調べ、シリウス,アルデバラン,アルクトゥールスの3星がギリシャの時代から位置がずれていることを発見した。天を仰ぎ見たとき、星座を形作る恒星の位置は不変だと思われていたが、ゆっくりだが変化しているのだった。現在では、アルデバランは2000年間に7分角ずつ動いていることがわかっている。この動きを「星の固有運動」と言います。