おうし座

 ギリシャ神話では大神ゼウスがエウロパ姫をさらうときに変身した真っ白な牛だとされています。エウロパが気を許しておうしの背に乗ったとたんに牛は走り出しました。牛はやがて海をわたり、対岸に上陸しました。そこはエウロパの名にちなんでヨーロッパと呼ばれるようになったということです。 おうしの肩の所に星がごちゃごちゃ集まっているのはプレアデス星団で、日本ではすばると言って枕草子にも出てきます。おうしの右目の所でオレンジ色に光る星は1等星アルデバランで、近くでV形に並んだ星とともにヒアデス星団と呼ばれます。おうし座には940年ほど前に爆発した超新星のなごりの「かに星雲」や、星が生まれつつある「おうしざ分子雲」など興味深い天体が多くあります。

青白い星のかたまりはすばる   中央オレンジ色の星はアルデバラン

 

  M1(かに星雲)910光年 超新星の残骸で、中心にはパルサーという規則正しい電波を出す天体がある。

口径6cm程度の天体望遠鏡でかすかに見える。

かに星雲は1731年にベービス(1693-1771)が発見。1758年メシエが再発見。1054年の超新星は日本、中国、朝鮮、ナバホ族の記録に有る。1968年、バーデ(1893-1960)が中心にパルサーを発見。

かに星雲は、メシエが発見したときは今より少しばかり小さかったはずだ。超新星の出現は1054年だと言われるから、我々は944年後の姿を見ているが、メシエは704年後の煙を発見したのだ。単純に計算して、私達が見るM1はメシエが見たものより1.34倍大きい。逆にメシエの頃は現在の半分の面積だったので、表面輝度はもっと明るかったに違いない。横道ついでに、かに星雲の超新星は西暦1054年に爆発したのではないと斉田博さんが書いている。理科年表によるとかに星雲の距離は7200光年だ。超新星の出現は944年前だが、光が7200年かかって届いているので、その星は8144年前に爆発してあったというのだ。

 

おうし座のギリシャ神話

むかし、 フェニキアという国の王女だったエウロパは、ある日海岸で花を摘んで遊んでいました。天空からそれを見ていた大神ゼウスは、雄牛に変身してエウロパに近づきました。この牛は、雪のように真っ白で、やさしい眼と美しい角をもっていました。エウロパは、近寄ってきた白い牛の背中をなでてやりました。そして、うずくまった牛の背中に乗ってみました。そのとたん、牛はエウロパを乗せたまま走り出しました。牛は海に入り、どんどん沖に向かいます。やがて牛は、クレタ島にたどりつきました。今日のヨーロッパ大陸は、エウロパの名前からきたものだと言われています。

クレタ島に残った雄牛は、やがてクレタの王妃と交わり、ミノタウロスが生まれた。勇者ヘルクレスはこの牛を生け捕ることを命じられた。

星座絵ではオリオンとにらみ合っている牡牛ですが、ギリシャ神話では大神ゼウスがエウロパ姫をさらうときに変身した真っ白な牛だとされています。エウロパが気を許しておうしの背に乗ったとたんに牛は走り出しました。牛はやがて海をわたり、対岸に上陸しました。そこはエウロパの名にちなんでヨーロッパと呼ばれるようになったということです。 おうしの肩の所に星がごちゃごちゃ集まっているのはプレアデス星団で、日本ではすばると言って枕草子にも出てきます。おうしの右目の所でオレンジ色に光る星は1等星アルデバランで、近くでV形に並んだ星とともにヒアデス星団と呼ばれます。おうし座には940年ほど前に爆発した超新星のなごりの「かに星雲」や、星が生まれつつある「おうしざ分子雲」など興味深い天体が多くあります。