こぎつね座

 夏の大三角の中にある暗い星から成る星座で、17世紀のドイツの天文学者ヘベリウスが作った星座だ。彼の死後、1687年に出版されたヘベリウスの星図(Firmamentum Sobiescianum)に描かれていた。ヘベリウスの星図ではガチョウをくわえている狐が描かれていて「がちょうを持っているきつね座」であったが、現在では「こぎつね座」となっている。

 アルビレオの3度南にあるα星でさえ4.4等と暗く、他の星はどれも5等星以下だから目立たない星座だ。この星座を有名にしているのは惑星状星雲M27の存在である。M27は亜鈴の形を認めるには望遠鏡が必要だが、こぎつね座の西部にあるコートハンガー星団Cr399は小さな双眼鏡でも十分楽しめる。