地球温暖化と生き物の分布             
     http://www.city.wakayama.wakayama.jp/kodomo/index.htm
    ホームページに同様のことをのせています 市役所のhpから入れます

世界の平均気温の変化

日本の平均気温の変化

和歌山市の平均気温の変化


1.和歌山県の昆虫の例

  ナガサキアゲハ

  タイワンウチワヤンマ

  クマゼミ

  アオマツムシ 

最近分布を拡大した和歌山の昆虫             (資料 県立自然博物館 的場)


ラミーカミキリ
ブタクサハムシ
ヤコズナサシガメ
アオマツムシ
サツマゴキブリ
サツマシジミ
キョウチクトウスズメ
アカマダラヨトウ
タイワンウチワヤンマ

温暖化の昆虫への影響 (国立環境研究所)



2.和歌山県の磯やけ
  
 磯やけ・・・海藻は、もともと北方系の生物で和歌山県でも紀北・紀中・熊野灘方面はもともと海藻が豊富
        
        今まで生えていた海藻が生えなくなり、石灰藻(サンゴ藻)の仲間が増えたり、まったく生えなくなったり
        
        岩が石灰藻のおちた後、石灰で白くなったりする。
        
        ウニが大変多くなる。
        
        漁業被害を与える。 日本全国で発生しており、1902年から記録がある。
  
  沿岸漁業の漁獲高の減少
   イセエビ   海藻につくえびやかになどの小動物を食べる
   アワビ    海藻を食べる
   サザエ    海藻を食べる
 
  和歌山県沿岸の磯やけ調査(土井・2004、2005)
 
  和歌山県水産試験場調査H11年研究成果

  環境省:海域生物環境調査第2巻藻場

加太を除いて磯やけが広くある。

  黒潮1   黒潮2  

漁師,・漁協の話
   すさみ漁協、  三尾漁協

磯やけの原因

磯焼けの原因は、場所によって違い、はっきりしたことはいえない状況だそうです.(研究者の話)
取材をして、私(土井)は、次のように考えられると思います。

紀南(熊野灘、枯木灘)、特に枯木灘・・・おもに高水温、貧栄養の黒潮の影響。海水温の上昇と考えられる  水温の変化(高水温)

三尾の磯やけ・・・日高川より南の御坊市沖では、豊富な海藻群落が見られる。
           海中の浮遊している泥や堆積した泥によりアラメは、発生初期にほとんど枯死している
           この泥は、日高川のものであると考えられる    (2003.8 東京水産大学、東北大学の調査結果)

和歌浦湾、湯浅湾、田辺湾・・・水の汚れ(泥、下水)が影響していると考えられる。

由良のあたりはよくわからない

黒潮3

その他の原因・・・栄養不足、ウニや魚による食害
 
3.深刻な温暖化の影響

 
農林水産業への影響

 崩壊するスギ林